side拓磨 「言えよ…」 明らかに姉さんを見たときの羽音の様子はおかしかった そして今も顔を真っ赤にしていて確実におかしい こんなことで不安になってしまう俺は小さい男だな 「その……あの…」 「?」 羽音は意を決したように 「桜さんを拓磨の本当の恋人だと思って勝手に嫉妬してショック受けてたんですっ」 と言い顔を隠すように俺の胸に抱きついてきた その行為に感謝だ ……きっと俺の顔も赤いだろう こんな言葉一つで嬉しくてたまらない俺はなんて単純な男だとつくづく思った