あんなに楽しみにしてた日曜日なのに。 なんだか嬉しくない。 起きるのがだるい。 泣いたせいで瞼は重いし。 布団の中に潜った。 「佳奈、起きてるか??」 ドアの外に圭人がいる。 「佳奈ー?」 まだ、いる。 「入るからな」 ……えっ 「いるじゃねーか。返事くらいしょうよ」 ドアの開いた音と、さっきよりも近くなった声。 見えなくてもわかる。 すぐそばに圭人がいる、って。