「ね、かれん!あの人かっこよくない?」

「…あ、うちの高校の8番?」

「そうっ!背が高くて~、超イケメン!」


夏穂の視線の先には、スリーポイントの練習をしているツンツンヘアーの人。

たぶん、先輩。


「やばいよっ!あたしのタイプ!」

「うん。確かに夏穂が好きそう」


あたしの腕を組んで、肩を叩く夏穂。


少しイジワルそうな切れ長の目とか。

バスケがうまいとことか。


夏穂のストライクゾーン、かな。