なんでもない

おっと、また変なところへトリップするところだった。

テーブルの振動が私を引き戻す。

「なつき、揺れてる…」

彼女は貧乏ゆすりが癖なのだ。
普通に可愛い顔をしているくせにそこだけはいただけない。

「いい加減聞きな。なつあが旅行中、私は暇なの。」


「わかった聞くよ。」


ふうと腹を括った私は今、コジャレたカフェでお茶を飲んでいた。

いや、飲まされていた。