これが人間界のルールで、人間がいなくては成り立たない。 高校生で、こんなにも悟っている私は、普通じゃないのだうか。 でも、別に構わない。 ずれている私が梅本夏鴉だ。 鴉はけしてカラスを襲わない。 互いに賢く、決着がつかない事を知っている。 私の生まれた9月9日。 まだ真夏日の続く残暑の初秋で、名付け親の祖父は鴉がカラスを支える姿を見たらしい。