なんでもない

「その手も、痛くないの?」



「大丈夫だから。」


「痛いか痛くないかで聞いてるの。」



「そりゃ痛いけど、小学生じゃあるまいし。」



「頼るって言うのは、痛いときに痛いって言ってほしいって事。


一番に、我慢できるかできないかを考えるな。

お前は溜め込みすぎだ。


全部全部溜め込んで、もう感覚もないだろ。


何を頼ればいいのかもわからないくらいに、自分に鈍感だ。」



やっぱり意味はわからない。




ただ半分キレながら言う日向は本気なんだ。

それだけはひしひしと伝わってきた。