なんでもない

あ、また余計なこといっちゃった。


私が夜寝れてないと思ったかなぁ…




「いや、最近深夜アニメはまっちゃって」


苦しい言い訳だ。


なつきは私がアニメすらテレビを見ない事を知っている。




墓穴掘った…





と身構えたが、みんななにも言わない。



か、帰ろっかな…



こうなったら逃げるが勝ちだ。



寝てスッキリしたし、手は痛いけど、我慢できる程度。





「じゃ、じゃあ。私はこれで。今日はありがとうございました。」





鞄をつかもうと手を伸ばすと、またしても横から手が延びてきた。



素晴らしい速度だ。





「な、なに?日向も帰るの?」



ひきつった笑顔を向けるが、日向の顔はマジだ…