なんでもない



どうしようかとおろおろしていると、横からスッと手が延びてきた。


またマジな話、少々虐待と言うものにあったことのある私は、あからさまに体をのけぞらせてしまった。


少し怯えた目を向ける私を見て日向は再び口を開いた。


「やっぱりな。」


な、なんだろう。


この人は得意技が自己解決なんだろうか…



「な、なに?」

「お前、殴られたことあるだろ?」


言ってないのに、ばれたぁー



まぁ、あんなあからさまじゃ仕方ないか…



ギリギリまで我慢したのにな…


本当ならとなりに座ってるだけでもすごい方だった。


足を踏ん張って、ここから動かないようにと身体中の力を使った。




ダメだなぁ、私。



「あ、るかな?」



「なつあ!!」


あり、またおこっちゃった…


言わなきゃよかったかな…