なんでもない

それから私はチラリとクラスのムードメーカーに目を向ける。

彼はいつものごとく笑っていた。

回りにはたくさんの男子がいて真ん中に彼はいる。

ナオばかじゃね?

と下品に笑う彼らはいつものことだ。

その笑われている彼、ナオを少し離れたグループで眺めるなつきは微笑んでいる。

クラスの離れたなつきはこうしてお昼になると私と彼のいるクラスに来る。

あの顔はこの後デートかなぁ?


でも聞いてみるだけ聞いてみていいかな。

そう思ってなつきに視線を送る。