さよなら。
元気で。
また会おうね。

そんな,なにかの
お手本みたいな
言葉より




あの日の落書きとか

先生からの
ノートのはしっこの
コメントとか。

修学旅行の扇子とか

教科書の落書きとか

授業のぐしゃぐしゃ
のプリントとか。

友達とかの
何気ない話だったりとか。


そのほうが
私にはぎゅっと
詰まった宝みたいに
思えて。

もう戻れないんだ,と

次の春のあの
桜の下では
みんなではない
誰かに走りよるんだと。


だから私の3年間を
作ってくれた
みんなに最後



ありがとう。