天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ

「お前のパートナーに立候補したい」

実に単刀直入に。

玲菜はアモルに申し出た。

「運動神経には自信がある。しかもそこらの運動部の連中とは比べ物にならない程にな。例えお前が超常の力を持つ人外だろうと、足手纏いにはならない筈だ」

「ぬかせッダラァッ!てめぇは元々白組の人間だろうが!鼻糞ほども信用なんかできるかってんだクソビッチ!」

尚も罵声を浴びせるエリザベス。

とにかく口が悪い。

そんな口汚いエリザベスを片手で制して。

「アタシと組もうなんて発想に至った理由は何?」

軽く腕組みして、アモルは冷笑と共に玲菜を見つめた。