「何がレーさんだクヌヤラァッ!」
エリザベスが巻き舌で玲菜に食って掛かる。
「てめぇら白組の親分の姦計で、アモルと俺ぁリタイアの憂き目に遭ってんだぞゴラァッ!あの体育祭実行委員長は白組の黒幕だろうがボケェッ!」
「……」
エリザベスの罵声にも表情一つ変えずに。
「ああ…否定はしない。裏で策略を巡らせているのはあの男の仕業だ」
前髪を掻き揚げる玲菜。
左眼の黒い眼帯が覗いた。
「で?何の用なのかしら、レーさんとやら」
冷徹な瞳で、アモルは玲菜を射抜く。
無論信用などしていない。
アモルの正体は影を操る能力を持ち、影を食う、影が在る限り不死の魔物。
本来性別すら関係のない人外だ。
人間のように信頼関係を構築して生きる者ではない。
故に元より他人を信じる習慣など持ち合わせていなかった。
エリザベスが巻き舌で玲菜に食って掛かる。
「てめぇら白組の親分の姦計で、アモルと俺ぁリタイアの憂き目に遭ってんだぞゴラァッ!あの体育祭実行委員長は白組の黒幕だろうがボケェッ!」
「……」
エリザベスの罵声にも表情一つ変えずに。
「ああ…否定はしない。裏で策略を巡らせているのはあの男の仕業だ」
前髪を掻き揚げる玲菜。
左眼の黒い眼帯が覗いた。
「で?何の用なのかしら、レーさんとやら」
冷徹な瞳で、アモルは玲菜を射抜く。
無論信用などしていない。
アモルの正体は影を操る能力を持ち、影を食う、影が在る限り不死の魔物。
本来性別すら関係のない人外だ。
人間のように信頼関係を構築して生きる者ではない。
故に元より他人を信じる習慣など持ち合わせていなかった。


