天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ

駄目だ。

目ぼしいパートナー候補は列挙してみたものの、どれも実現性は低い。

こうしている間にも、二人三脚の開始時間は刻一刻と迫っている。

「くっそ…やばいぜアモル!」

悔しげに呟くエリザベス。

このまま体育祭実行委員長の陰謀にハマって、二人三脚をリタイアするしかないのか。

歯噛みするばかりのアモル。

…その時だった。