「いやぁ、笑かしてくれたな、さっきの銀髪芸人」

「そうねぇ、なかなかツボにハマったわ」

「アレだろ?生徒指導のデレチャイナを敗北に追いやった初の男ってのは」

「デレチャイナとは上手い事言うわね、エリザベス。どうもそうらしいわよ?敗北っていうのは色々語弊があるみたいだけど」

「あんなお笑い芸人なのに、そんなに強いのかねぇ?」

「あら、どんなに勝ち気な女性でも、恥辱には案外脆いものよ?」

「恥辱ねぇ…辱めたり、貶めたり、嬲ったり、か?」

「そうそう、わかってるじゃないエリザベス」

「て事はアレか?アモル、お前も女なんだし、そういう恥辱には覿面弱いって事か?」

「あら…」

エリザベスの言葉に、アモルファス・シャドウは薄く笑みを浮かべた。

「アタシがそんなか弱いタマに見えるっての?アンタ…」