ある教室。
「どういうこったこりゃあっ!」
丹下 龍太郎(たんげ りゅうたろう)は体育祭開催告知のプリント用紙片手に叫ぶ。
その名の通り、龍の如き咆哮は。
「去年もだよ」
クラスメイトの男子生徒に冷ややかにスルーされた。
「素性こそ知れないけど、裏で有能な人材をとっかえひっかえしているのが学園上層部にいるらしくてさ。去年も、一昨年も、好き勝手にいい人材を自分のチームに引き抜いてたらしいよ」
「そんな勝手が通るのかよっ!生徒会長は何してんだ!生徒会長は!」
バンバンと机を叩く龍太郎に。
「僕と同じ考えなんじゃないかな」
その男子生徒は参考書越しに言った。
「学生は学業が本分…いいんだよ、体育祭なんて勝とうが負けようが…開催されなくたっていいくらいさ」
「どういうこったこりゃあっ!」
丹下 龍太郎(たんげ りゅうたろう)は体育祭開催告知のプリント用紙片手に叫ぶ。
その名の通り、龍の如き咆哮は。
「去年もだよ」
クラスメイトの男子生徒に冷ややかにスルーされた。
「素性こそ知れないけど、裏で有能な人材をとっかえひっかえしているのが学園上層部にいるらしくてさ。去年も、一昨年も、好き勝手にいい人材を自分のチームに引き抜いてたらしいよ」
「そんな勝手が通るのかよっ!生徒会長は何してんだ!生徒会長は!」
バンバンと机を叩く龍太郎に。
「僕と同じ考えなんじゃないかな」
その男子生徒は参考書越しに言った。
「学生は学業が本分…いいんだよ、体育祭なんて勝とうが負けようが…開催されなくたっていいくらいさ」


