そのスペシャルバカはというと。
「よしっ、よしっっ、よしっっっ!」
拳を握り締めて、ようやく勝ち取った一勝に興奮気味だ。
「何を狂喜しているのかしら?たった一勝じゃありませんこと?」
二宮に扇子で扇がせながら、お嬢様が呆れたように溜息をつく。
「まぁこの学園に入学して、この馬鹿は勝ちとは無縁の日陰者だからな。他人の勝ちでも嬉しいんだろうぜ」
アモルの腕の中で絶好調毒舌中のエリザベス。
そんなエリザベスを。
「どぅりゃっ!」
龍太郎は引っ掴んで投げ飛ばす!
「アンタ何すんの、この筋肉馬鹿!」
ゲシッ!とアモルの踵落としを食らって地面に這い蹲りつつも。
「こ…今度は…ぐふっ…俺直々に勝利をもぎ取ってきてやらぁ…」
龍太郎が不敵な笑みを浮かべる。
「直々は結構どすけども…」
冬月が溜息をついた。
「まずは救護テントでその頭の流血何とかしはった方がよろしおすなぁ…」
「よしっ、よしっっ、よしっっっ!」
拳を握り締めて、ようやく勝ち取った一勝に興奮気味だ。
「何を狂喜しているのかしら?たった一勝じゃありませんこと?」
二宮に扇子で扇がせながら、お嬢様が呆れたように溜息をつく。
「まぁこの学園に入学して、この馬鹿は勝ちとは無縁の日陰者だからな。他人の勝ちでも嬉しいんだろうぜ」
アモルの腕の中で絶好調毒舌中のエリザベス。
そんなエリザベスを。
「どぅりゃっ!」
龍太郎は引っ掴んで投げ飛ばす!
「アンタ何すんの、この筋肉馬鹿!」
ゲシッ!とアモルの踵落としを食らって地面に這い蹲りつつも。
「こ…今度は…ぐふっ…俺直々に勝利をもぎ取ってきてやらぁ…」
龍太郎が不敵な笑みを浮かべる。
「直々は結構どすけども…」
冬月が溜息をついた。
「まずは救護テントでその頭の流血何とかしはった方がよろしおすなぁ…」