体育祭のプログラムは、順調且つ体育祭実行委員長の思惑通りに進んでいた。
現在の所、白組の一方的展開。
赤組はどの競技も一勝もできていない。
「くっ…生徒会長に抗議してくらぁ!」
生徒会本部席に向かおうとする龍太郎。
「蒼、拾七式、『凍結』」
カレンが何やら不思議な言葉の羅列を呟いた途端に。
「おわっ…?」
龍太郎の両足が凍りつき、地面に縫い付けられてしまった。
「まぁまぁ落ち着きなさいな丹下君。氷が溶けるまで、そこでじっとしてなさい」
「けどな色彩!あんなふざけた体育祭があってたまるかよ!」
正々堂々張り合って負けるならともかく、こんな汚い手段での敗北など我慢ならない。
竹を割ったような性格の龍太郎らしい。
そんな彼に。
「見てご覧、龍太郎」
アモルがククッと、喉の奥で笑う。
「アンタみたいな単細胞が、教師の中にもいるみたいよ…?」
現在の所、白組の一方的展開。
赤組はどの競技も一勝もできていない。
「くっ…生徒会長に抗議してくらぁ!」
生徒会本部席に向かおうとする龍太郎。
「蒼、拾七式、『凍結』」
カレンが何やら不思議な言葉の羅列を呟いた途端に。
「おわっ…?」
龍太郎の両足が凍りつき、地面に縫い付けられてしまった。
「まぁまぁ落ち着きなさいな丹下君。氷が溶けるまで、そこでじっとしてなさい」
「けどな色彩!あんなふざけた体育祭があってたまるかよ!」
正々堂々張り合って負けるならともかく、こんな汚い手段での敗北など我慢ならない。
竹を割ったような性格の龍太郎らしい。
そんな彼に。
「見てご覧、龍太郎」
アモルがククッと、喉の奥で笑う。
「アンタみたいな単細胞が、教師の中にもいるみたいよ…?」


