生徒会長は、次に審判の二人を見る。
「龍娘先生は冬月君の、丹下君は実行委員長の審判を務めて下さい。決して不正など許さず、真実のみを答えるように」
「……?」
まるで法廷での宣誓のような言い草。
生徒会長の言葉に、龍太郎と龍娘は首を傾げる。
…彼らはわかっていなかったのだ。
自分達が審判として選ばれた事さえも、生徒会長の『策略』である事を…。
「龍娘先生は冬月君の、丹下君は実行委員長の審判を務めて下さい。決して不正など許さず、真実のみを答えるように」
「……?」
まるで法廷での宣誓のような言い草。
生徒会長の言葉に、龍太郎と龍娘は首を傾げる。
…彼らはわかっていなかったのだ。
自分達が審判として選ばれた事さえも、生徒会長の『策略』である事を…。


