天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ

「それならば」

生徒会席から歩み出てくる白髪の女子生徒。

「この競技は私が取り仕切らせてもらいましょう。遺恨なきよう、完全決着をつけられるように」

言うまでもなくこの学園の最高権力者の一人、生徒会長だ。

「この競技は…そうですね」

生徒会長は生徒達に視線を走らせ。

「丹下君、そして龍娘先生」

二人を順々に指差す。

「この二人に特別審判員を務めてもらいます…丹下君は赤組ですが、チームによる贔屓などしないように…いいですね?」