「まぁ飯にしようぜ」

龍太郎が玲菜を座らせる。

「今日の昼食は、私が屋敷のシェフに作らせた特製弁当ですわ。100グラム1万円の高級肉を使った…」

「いっただきゃーすっ!」

「あ!スペシャルバカ!この私の説明もそこそこに箸をすすめるんじゃありません!」

お嬢様の話も無視して弁当にがっつく龍太郎。

「美味しいねぇ…美味しいねぇ…」

遡雫も柿ピーと共に舌鼓を打つ。

可愛い顔して見かけによらず健啖家だ。

ハムスターみたいに頬を膨らませて、次々と弁当を口にする。

遡雫一人で弁当を全て平らげそうな勢い。

それに危機を感じたのか。

「あっかーーーーーーんっ!」

まさかの霊体チャーリー登場!

「生徒会長のプレッシャーで霊体になって逃げてたら、そこの無口ちびっ子何一人で飯食うてんねん!俺の分はっ?」

「ない…」

「ないて!俺の弁当ないて!即答やん!」

「だって…チャーリー霊体だから…ご飯いらないかなって…」

「そぉやったぁあぁぁあぁあぁぁぁぁっ!」