呟いた後の行動は迅速だった。
「行くわよレーさん」
冷徹な声で言うアモルに。
「ああ」
同じくらい冷徹な声で返す玲菜。
二人はスタートダッシュ以上の速度で、猛烈な追い上げを見せる!
(……)
アモルは共に走る玲菜の横顔を、密かに見つめていた。
魔物の表情を垣間見せたアモル。
しかし玲菜はそれに怯える事も臆する事もなかった。
寧ろアモルと同様に、白組の卑怯なやり口に怒りを覚え、同様の手段で報復するくらいの気迫を見せる。
(ただの娘じゃないわね…覚悟、根性、胆力、実行力、どれをとっても下手な男より優れてるわ)
アモルの口元に、笑みが浮かんだ。
(人間の癖に、アタシのパートナーが務まるなんて大したもんだわ)
「行くわよレーさん」
冷徹な声で言うアモルに。
「ああ」
同じくらい冷徹な声で返す玲菜。
二人はスタートダッシュ以上の速度で、猛烈な追い上げを見せる!
(……)
アモルは共に走る玲菜の横顔を、密かに見つめていた。
魔物の表情を垣間見せたアモル。
しかし玲菜はそれに怯える事も臆する事もなかった。
寧ろアモルと同様に、白組の卑怯なやり口に怒りを覚え、同様の手段で報復するくらいの気迫を見せる。
(ただの娘じゃないわね…覚悟、根性、胆力、実行力、どれをとっても下手な男より優れてるわ)
アモルの口元に、笑みが浮かんだ。
(人間の癖に、アタシのパートナーが務まるなんて大したもんだわ)


