いよいよクライマックス。
応援団以外の人が退場門まで
2列に並んで道を作ってくれた。
その道を応援団メンバーが
手を振りながら歩いていく。
『大地! 頑張れよ。』
『おう。』
宗太が応援してくれている。
『美琴。ちょっと!』
俺は、列に並んでいた
美琴の手をひっぱって列の入り口まで
連れてきた。
マイクを手に持った俺は、、、、
『俺は、美琴のことが大好きです。
付き合ってください。』
美琴は今、驚いた顔をしている。
そりゃそうだよなぁ…。
そして、美琴の答えは、、、、
『うん。お願いします。』
そうして俺たちは、
盛大な拍手の中
美琴をお姫様抱っこして
退場門まで続く道を歩いていった。

