『美しく輝け ~団長と姫~』

『全校生徒はフォークダンスをするので、
 入場門に並んでください!』

今回も、
俺は桃香からスタートになった。

美琴は、新羅からスタートだ。

『美琴ちゃん。
俺と付き合ってくれない?』

『え…!?』

『俺と付き合うの嫌?』

『えっと…。その…。』

『俺の彼女になれよ。』

『いきなり言われても…』

とかいう会話が
後ろから聞こえてきた。

”新羅の奴、何言ってんだよ”

『おい、美琴が困ってるだろ?
お前。いい加減にしろよ?
今、体育祭だろうが?あ?』

『分かったよ…。
じゃぁ、返事待ってるからな。』

宗太の一言で
とりあえずその場は収まったみたいだ。