美形×平凡




「いった・・」

「さっきアイツらがしようとしたこと、分かるか?」

「アイツら?」

「種田。お前を拉致しようとしていた奴だ」

「知らない」

「ふっ、なら教えてやる」


すると、風早さんの顔が近づいてきた

「ンっ!??」


あんたは、何してんですかー?
俺、男なんですけどっ!


いきなりすぎて、何もできなかった
ただ、体を固くして終わるのを待つしかできなかった


少しして風早さんが離れていった

「分かったか。こんなことされたくなかったら、早く名前と住所を言え」


風早さんのあまりにも、勝手すぎる行動に俺は頭にきていた

「何すんだよ、いきなり」


・・ん?
ちょっと待った

この人、男アリなのか?