美形×平凡



「げっ、風早」

どうやら俺を拉致しようとしていた男は、種田と言うようだ

そしてもう一人のイカした男前さんは風早と言うようだ



「種田、お前の会社が潰されたくなかったら、その少年を置いてさっさと立ち去ることだな」

風早さんは、既にビビりまくっている種田に向かって言う


そう風早さんに言われた種田は、仲間と一緒に車に乗って消えて行った




安全が確保されたか分からないが、さっきまでの緊張状態が無くなって気が抜けた

そしたら、足に力が入らなくなり座り込んでしまった



「おい、そんなに怖かったのか?」

風早さんは俺のところまで来ると、なんと抱っこをした!!!



「えっ!?ちょっ、おろせよ」


いきなりの行動で頭が追いつかない

でも、風早さんは俺の言葉なんて聞いていないようで

「とりあえず、ホテルにでも行くか」

なんて言っちゃってる・・



・・・・・俺の話しくらい聞けっ!!