アンバランス~不実な俺様部長の甘い誘惑~

留維は自分の涙を拭いながら…私の胸元から顔を上げた。



「ありがとう…千紘」



「うん・・・」



留維はベットから出て…床に落ちていたボクサーパンツを拾い、穿き始める。



「お前も早く着替えろ…出るぞ」



「え、あ…うん・・・」



私も布団の上に散らばった下着と服をかき集めて着替えた。


「留維…忘れ物」



布団の上に置いていたマリッジリングを拾い、留維に渡す。


「サンキュ~」