アンバランス~不実な俺様部長の甘い誘惑~

俺の部署が優勝して…高級中華料理店の食事券を手に入れ、皆で…ガッツポーズ!!
その輪の中に部長の俺が居た・・・



皆でハイタッチして喜びを分かち合う。
俺は何の活躍もしてないけど。
とりあえず営業笑いで誤魔化した。



俺は皆よりも先に階段で降りて…ボーリング場を出て行く。



「待ちなさいよ!!留維」



振り返るとパンプスが脱げそうになりながらも必死に俺を追い駆けて来る千紘の姿。



そして、俺の腕を掴んだ。


「打ち上げしよって…大牟田課長が…」


「ボーリングだけの話のはずだけど・・・」