あんなにスキだと思ったのに…


俺の腕の中で女になった千紘。
身体の相性は他の女よりも抜群によかった。


キモチも入っていたからーーー・・・



深く深く互いに知り尽くして…


全てを知り尽くした分だけ…キモチが冷めてしまったのかもしれない。


別れた時はしばらく…千紘を恋しいと思っていた。


他の女と巡り会って…しだいに…千紘の存在は色褪せていった。



でも…親父の命令で政略結婚をキメられて…最初に脳裏に浮かんだのは千紘の顔だった。


たくさんの女には巡り会った。


しかし、千紘ほど…俺が深く想った女は出来なかった・・・