私にキツイ声で言い放つ留維。



みすみす自分の元部下が叱られるのに…
梶本さんを呼びいくのは気が重い。
でも、梶本さんのミスを私が被るのは彼女のプラスにならない。




ここは心を鬼するしかなかった。



「あまり…怒鳴らないで下さい…藤ヶ谷部長…梶本さんは気が弱いんです・・・」




「俺は人によってキャラを変える人間じゃない…」



留維は私の言葉を冷たくあしらった。



「いいから…呼んで来い…」



渋い顔で私は部屋を出て、梶本さんを呼びに行った。