アンバランス~不実な俺様部長の甘い誘惑~

「ど~ぞ」



私が湯呑を置くタイミングで電話の受話器を置く留維。



何だか・・・計算されてる??



私の心臓がドキッと跳ね上がった。



「んっ??お前…いつから…お茶くみ係になった?千紘」


「・・・別に…藤ヶ谷部長…社内では苗字で呼んで下さい」


「・・・俺とお前しか居ないだろ?いいじゃあねぇか~」


「よくありません!」



「ふっ…おおっ~今日はスカートか…。俺に何かされるの期待してるのか?千紘」



「べ、別にしてません!!」


私は声を大にして返した。