「あの夜のコトは忘れたのか?千紘」



私の名前をトコだけ…妖艶な声音で呼ぶ留維。



あの夜のコト・・・



そして、12年前・・・
何度も深いトコで交わった…
その時のコトまで…思い出してしまった。



「くっ」


口角を上げて誇らしげに笑った。



「昼間から…何考えてんのか…」


私のキモチを見透かすように呟やいた。


「/////」


急激に頬が紅潮していく。



そのまま逃げるように…私は部屋を出て、お手洗いに直行。