アンバランス~不実な俺様部長の甘い誘惑~

「俺はお前の上司だ…そんな口の利き方していいのか?」



留維は私に近づいて、強引に抱き締める。



オフィスでは考えられない状況になってしまった…



「は、離して…」



「静かにしろ…騒ぐと外の連中に気付かれるだろ?」

留維は耳元で囁き、私の右の耳朶を甘噛み。



「んっ・・・」



留維の吐息が私の耳奥を擽り、思わず声が漏れた。




悪いコトをしているのは留維なのに、彼の言動は善悪をうやむやにする。