「留維・・・」



「でも全身で俺を頼る留奈を残しては死ねなかった。俺は里香と奏太の代わりに留奈を育てようと誓った。それが二人の弔い、俺の犯した罪の償いだと」




「・・・」



「これは俺の罪だ。俺はお前に背負わせたくない…だから結婚出来ない。でも人肌は恋しくなる…本当に申し訳ない…千紘」




俺は千紘に全てを話して、頭を下げた。