奏太は拘置所で首を吊って自殺。



咄嗟にキレて俺は『死ね!!』と口にしたけど。
まさか本当に死ぬなんて…

俺が奏太を殺した自分で自分を責めた。


その後に里香の妊娠が発覚。


でもその子が俺の子供でないのは一目瞭然。
俺と里香には夫婦生活がほとんどなかったから。



里香の両親は初孫に喜んでいたが、里香も俺も…憂かない表情。



日に日に大きくなる里香のお腹。



両親、親友を失った俺。


死ばかり目の当たりに見てきた俺には生まれ来る命がとても尊く思えた。