無事にガッコを卒業して帰国、俺は奏太を親父に紹介。



奏太と俺は同じ『クロノス』の本社に就職。デザイン企画課に配属された。デスクを並べ、婦人服のデザイナーの卵として、いつか自分のデザインした服が世に出るコトを夢見ていた。



直ぐに、チャンスはやって来た。



社内のデザイナーコンペ。


俺と奏太は気合を入れて服をデザイン。



しかし突然、奏太はコンペを辞退。



俺のデザインした服もあえなく落選。