フランスのパリに18歳で留学。



母も若い頃、フランスに留学して、ファションを勉強し、デザイナーになった。


俺は親父の後継者になる前に、まずはデザイナーを目指していた。



慣れない異国に地。
しかしすぐに日本人のツレが出来た。
同じ洋裁学校の通っていた橋詰奏太(ハシヅメカナタ)だった。



ヤツは俺よりも4歳年上…自分で働いた金で留学。

俺の友達は皆…同じセレブ。

俺の友達にしては奏太は異色の存在。




でも、俺の目には金を稼いで自分の夢を叶えようとするその奏太のバイタリティが魅力的に映った。