やはり根源は親父の会社の倒産。



力があれば…周囲は俺にひれ伏すのに。
何もなければ、容赦なく叩く。



俺は公園のベンチに座って、煙草を吸う。



溜息混じりに吐く煙草の煙。
何の力もなく負け犬のような自分を責めても仕方がない。



やりきれない感情ばかり…心に溢れる。



こんな惨めな自分。
何度も死のうと思ったが・・・



その度に、留奈の顔がチラついたーーー・・・