「・・・」



大粒の涙は伝う留奈の頬。
俺は指で留奈の涙を拭う。



「留奈…何も気付いてあげられてなくてゴメン…俺はダメパパだ」


「パパ!!?そんなコトない!!パパは…ヒック…ステキな…ヒック…パパ…だよ」



嗚咽を混じらせて…自嘲的になった俺を褒めてくれる留奈。



「ありがとう…留奈…」



俺はギュっと留奈の身体を久しぶりに抱き締めた。


「パパ…」



「今日はガッコ休みなさい…パパがガッコと話し合ってくる…。留奈が嫌ならガッコ転校してもいいんだぞ~」