「・・・留奈がいけないのかな?千紘ちゃんに変な話をしたから」



「・・・」



俺が悪くても留奈はいつも自分を責めた。
そんな自分を責めるトコが母親の里香に似ていた。


そんな留奈を見るといっそ、やるせなくなる・・・


「違う!本当にパパが悪いんだ…」
俺は声を大きくして、留奈の心に訴えかける。



「だから…自分を責めるな!…それにお前の千紘に話したコトは大切な話だ…。
お前…奈々ちゃんの誕生日パーティに行って…俺の縫ったドレスをハサミで切られたんだろ?それだけじゃない!ガッコでも苛められているんだろ??」



「パパ・・・!?」



俺は向かいに座る留奈の元に行こうと椅子から立ち上がる。