「奈々ちゃんはガッコの理事長の孫娘なんだ・・・どう考えても…太刀打ち出来ない…。逆に退学を迫られるかもしれない」



「その方がいいんじゃない?経済的にかなり無理してるんでしょ?留維」



「・・・今は確かにそうだけど。留奈の通うガッコは俺の母校で…」


「それはわかってるけど・・・。留奈ちゃんだって分かってるよ!!経済的なコト…」



「千紘にはカンケーないだろ!!」



留維は眉を吊り上げて、マジで怒鳴りつける。
緊迫した雰囲気が私たちを包む。


「カンケーなくはない!!私…留維と結婚していいと思ってる!!留奈ちゃんのママになりたいの!!!」



私は留維に自分の想いをぶつけた。