あの時と変らず…同じ位置にベットがあった。



この部屋だけ時間が止まったように…
何も変ってなかった。



壁紙の色。

棚に置かれたモノ。


天井に吊り下がったシンプルな照明。


変ったのは私たちだけーーー・・・



「スキだ…千紘…スキなんだ…」


何度も何度も耳元に唇を寄せて、甘い声で囁く留維。