私はいつものように給湯室で留維の為にお茶を淹れていた。



留維との距離感は微妙。



お茶を出す私の手を掴み、そのまま抱き寄せて唇にキスをして来る留維。



それが日課だった。


私は留維に誘われて拒めなかった。
留維の甘いキスに溺れていたから。


信二のプロポーズは断るつもり。
麻紘の為ではない。


私のキモチは既に信二ではなく留維に在る。


シングルファザーである留維と私の間の未来は不透明。





今年のクリスマスに28歳になる私。



結婚はまだまだ…遠い未来なのかもしれない。