留維と会うのは12年ぶり・・・
留維は高校時代の先輩。
留維の父親は6年前に倒産したアパレルメーカー『クロノス』の会社社長。
所謂、留維は元御曹司。
社長夫妻は倒産を苦に心中。私には衝撃的な出来事だった。
面識は全くなかったけど。
元カレの両親だから…留維の胸中を察すると胸が痛んだ。
私が付き合っていた当時の留維はイケメン、セレブ、文武両道の校内ではモテ男。
皆はキャーキャー騒いでいたけど。
全く興味がないわけではなかった。
そんなある日、留維が私にコクって来て付き合いが始まった。
目の前の留維は一段とイケメンになって…オトナの男性になっていた。
細身のスーツを着こなし、クッキリとした二重の切れ長の瞳、薄い唇、鼻筋の通った端正な顔立ち。
「!?」
留維の薬指にキラリと光る銀色のリング。
マリッジリング・・・
「留維…結婚してるの?」
「ん、あ…まあな」
留維は高校時代の先輩。
留維の父親は6年前に倒産したアパレルメーカー『クロノス』の会社社長。
所謂、留維は元御曹司。
社長夫妻は倒産を苦に心中。私には衝撃的な出来事だった。
面識は全くなかったけど。
元カレの両親だから…留維の胸中を察すると胸が痛んだ。
私が付き合っていた当時の留維はイケメン、セレブ、文武両道の校内ではモテ男。
皆はキャーキャー騒いでいたけど。
全く興味がないわけではなかった。
そんなある日、留維が私にコクって来て付き合いが始まった。
目の前の留維は一段とイケメンになって…オトナの男性になっていた。
細身のスーツを着こなし、クッキリとした二重の切れ長の瞳、薄い唇、鼻筋の通った端正な顔立ち。
「!?」
留維の薬指にキラリと光る銀色のリング。
マリッジリング・・・
「留維…結婚してるの?」
「ん、あ…まあな」