二人でお喋りをしながら、エレベーターホールに歩いていく。



留維を避けようとしても…やっぱりダメ。



『ボーリング大会』で皆との距離感が縮んだと思ったのもつかの間。
仕事となると留維と皆は…何かと衝突を繰返す。



留維と皆の間には私という架け橋が必要だった。



事業を成功させる為にも団結力は不可欠。


手先は器用だけど、人との付き合いに不器用な留維をほっておけなかった。