天然甘々溺愛症候群

菜穂side~*

「菜穂さん。どこまで行くんですか?」

「・・・」

私は風葉くんの問いかけにも答えずに歩き続けた。

本当は李世のところに行きたかった。
でも"話"っていうのが別れ話な気がしたから・・・。

────本当は皐月さんのこと好きなんじゃない?

────本当は付き合っていて昨日言われたことは全部うそ


とかネガティブなことばかり考えちゃう・・・
李世は悪くない。
李世は私のことが好きだもん。

本当に・・・?

かっこよくてモテモテの李世の彼女が私なんかでいいの?

李世今なんて思ってる?
嫌いになっちゃった?

私の目からは涙がでていた。

私って最悪だよ・・・
李世にひどいことしちゃった。
話くらい聞けばよかった。

李世よりなんの話もない風葉くんを選んだんだよ?

李世にも・・・風葉くんにも迷惑かけてる・・・。

私は歩くのをやめて風葉くんの手も離してその場にしゃがみこんだ