天然甘々溺愛症候群

「あれ?菜穂さん?」

あまり人が来ない最上階のの渡り廊下。
菜穂と言う声に反応してそっちを見た。

菜穂・・・と鳥相風葉・・・?

反射的に物の陰に隠れた。

鳥相が言った大きな声の言葉しか聞こえなく
2人が喋っている内容は耳にはいってこなかった。

でも・・・

「菜穂さんが好きです」

そう言った声が廊下に響き渡った。

そっちを見ると菜穂の顔真っ赤だった。
潤んだ瞳で鳥相を見つめている。

「私・・・?を・・・?え??」

なんて言っている。

菜穂はいろんな奴に告白されてるけど
顔を赤くしていることなんかないと思う。
自分のこと可愛いと思っていないから。

なのに・・・なんであいつにそんな顔むけてんの?

むっとした俺はすぐ菜穂のもとへ寄った。

抱きしめようとしている鳥相を阻止しようと
後ろから菜穂の腕を引っ張った。

「へ・・・?」

いきなり引っ張られた菜穂が勢いよく振り返った

「り、りよっ!?なんでここに・・・」

そう言うと菜穂は俯いてしまった。
さっきのことまだ気にしてるか~
言うの恥ずかしいんだけどな・・・。

「菜穂さん・・・の彼氏さんですよね・・・」

あ、鳥相のこと忘れてた

「そうだけど?」

満面の笑みで答えた