天然甘々溺愛症候群

俺。鳥相風葉は好きな人がいる。

でも名前も"なほ"ってことしか知らない。
歳も知らない。

幼いあの声と優しいぬくもりしか知らない。


あれは俺が5歳の頃・・・。


「痛いよ~お姉ちゃぁ~ん!!!わーん」

姉とかくれんぼをしていた俺は姉を探して走っているときに
つまづいて転んだ。

泣いて姉を呼んだけど姉は俺の作戦だと思って
でてこなかった。

膝からでてくる赤い液体を見て
更に泣いた。

そのとき。

「大丈夫?どこ痛いの?」

頭の上から天使のような優しい優しい声がした。
ふりむくと可愛い女の子がたっていた

「うわぁ!血、たくさんでてる!」

「痛いよぉ」

「ちょっとまってね」

そう言うと小さく微笑み小さなカバンのなかを探り始めた

「あ!あったぁ~」

そう言うとウサギ柄の可愛い絆創膏を持って笑っていた

「すぐ貼ってあげるから。ちょっとこっち来て」

そう言い俺の腕をひっぱった。

「ちょっと痛いけど我慢してね」

連れてこられた場所は水道。

蛇口をひねると手ですくい俺の膝に水をかけた

「痛いっ」

俺はそう言った。

でも、

「痛くても我慢っほら、絆創膏張るよ?」

ハンカチで俺の膝を拭きながらそう言った。

俺は黙ってうなづいた。

「早く治りますように。」

そう言った。

その瞬間俺は恋に落ちた。