2人は何故かガッツポーズをしていた。


(はぁ~。)
私が心の中でため息をついていると、桃が私にこう言った。



「あかりって峰木の事好きでしょ?」

『…げほっ!』


私は飲んでいたお茶を吹き出しそうになった。


「その慌てようはやっぱり好きなんだ!」

『…うん。好きだよ、峰木の事。』

「やっぱりねぇ~!」


私は桃と話をしつつ、黙って私達の会話を聞いていた美優をチラッと見た。


何だか美優の顔つきが変わった気がした。






私がそんな事を思っていると、お昼終了のチャイムが鳴った。