『美優?』



「あかり!今まで峰木を奪ってごめん!!あんな事言ってごめん…。」



『美優…。』


美優は泣きながら私にひたすら謝った。





「私の事恨んでるよね…。」



『恨んでなんかないよ。』



「あかり…?」



『恨んでなんかない。美優の事恨んでたら私はここには来てないよ。』



「あかり…。」



『私…美優と前みたいな関係に戻りたい。それを言うために今日はここに来たの。』


この言葉を聞いた美優は困惑ぎみに私に言った。



「ひどいことしたのに…?友達でいてくれるの…?」



『うん!美優は私にとって大切な友達だから!!』


そう言って私は美優を抱きしめた。



「あかり!!」


美優もよりいっそう強く私を抱きしめた。


そんな私達を竜は珍しく微笑んで見ていた。