扉の向こうにはベッドに座っている美優がいた。 扉を開けた音に気づいたのか美優は私達の方に顔を向けた。 『…美優…。』 私は美優の名前を呼んだ。 「あかり…あかりなの?」 『うん。』 「じゃあ、峰木もいるよね。」 「あぁ。」 「2人共傍に来て。」 私達は美優の元へ行った。 「あかり。」 美優は私の名前を言って手を伸ばした。 私はその手を包み込むようにとった。 すると美優は私に抱きついた。